ミニバスの試合で10人全員を第3クォーターまでに起用しようとすると、「誰をどのクォーターに出すか」を先に決めておく必要があります。ここでは、JBAの2026年規則に沿った10人登録チームの一例と、表を組むときの確認方法を紹介します。
この表は必須の組み方でも、出場時間を均等にする約束でもありません。実際の大会要項や選手の体調、当日の登録状況を優先してください。
2026年JBA規則で確認すること
JBAの2026ミニバスケットボール競技規則では、登録競技者が10人以上のチームについて、第3クォーターまでに10人以上が少なくとも1クォーター、2クォーターを超えない時間だけ出場すること、また第3クォーターまでに同じ選手が3クォーター連続で出場しないことを定めています(4-2-1)。
さらに第1〜第3クォーターの交代は、プレーのインターバル中とハーフタイム中のみ可能です(19-2-1)。そのため、試合前にクォーターごとの5人を決めておくと、ベンチでも確認しやすくなります。規則は国内大会のチーム構成条件等を大会主催者が変更できる場合も示しています。必ず当該大会の要項を先に確認してください。
10人で組むQ1〜Q3の一例
| クォーター | 出場する5人 | 出場回数(この時点まで) |
|---|---|---|
| 第1Q | A・B・C・D・E | A〜E:1回 |
| 第2Q | F・G・H・I・J | F〜J:1回 |
| 第3Q | A・B・C・F・G | A・B・C・F・G:2回、D・E・H・I・J:1回 |
この配置なら、Q3終了時点で10人全員が少なくとも1Qに出場し、誰も2Qを超えません。連続出場も最大2Qです。Q1とQ2の組み合わせをそのままQ3にも使わないため、Q3の5人を誰にするかが調整ポイントになります。
表を作るときの3つの確認
1. まず出場条件を満たす
選手名を縦、Q1〜Q3を横に並べ、出場する欄に印をつけます。最後に、全員が1回以上、各選手が2回以内、3Q連続がないことを数え直します。欠席や途中の負傷があれば、予定表どおりに成立するとは限らないため、その場で大会本部や審判の指示を確認してください。
2. Q3の5人を固定メンバーにしない
例ではA・B・C・F・Gを2回出場にしていますが、この5人を毎試合同じにする必要はありません。複数試合ある大会では、前の試合で2回出た選手を次の試合では1回にするなど、試合ごとに記録を見直すと偏りを把握しやすくなります。勝敗だけでなく、体調や本人の希望、練習で試したい役割も判断材料にします。
3. Q4は別に考える
この表が扱うのは第3Qまでです。第4Qの起用は、試合状況、ファウル、疲労、本人の状態、チームの方針を踏まえて別に決めます。第1〜第3Qの条件を満たしたからといって、第4Qの出場時間や試合全体の公平さが自動的に決まるわけではありません。
保護者への説明にはルールと意図を分けて
出場順を説明するときは、「規則上の条件」と「今回この組み方にした理由」を分けると伝わりやすくなります。保護者向けの観戦ポイントはミニバスの保護者向けガイドでも紹介しています。
試合の得点やプレー記録を振り返る場合は、出場ローテーションの記録とスコアブックを並べて見る方法があります。スコア記録の基本はバスケットボールのスコアのつけ方をご覧ください。スコアブックが出場時間を自動で計算する、という意味ではありません。
まとめ
10人登録のミニバスチームでは、JBAの2026年規則に沿ってQ3までの出場回数と連続出場を確認したうえで、クォーター単位の5人を決めておくと運用しやすくなります。ここで示した表はあくまで一例です。大会要項を確認し、選手の状態を優先しながら、試合ごとにローテーションを見直してください。
参考: JBA 2026ミニバスケットボール競技規則(PDF)(2026年4月1日施行、第4条4-2-1、第19条19-2-1)。