TOは記録係だけではない
TO(テーブルオフィシャルズ)は、コート脇のテーブルから記録、時計、表示を支えるクルーです。JBAの2026年版TOマニュアルでは、基本の4役としてスコアラー、アシスタントスコアラー、タイマー、ショットクロックオペレーターを挙げています。U12・U15では任務を分担し、1人を追加する形も示されています。
大切なのは、全員が同じ入力をすることではありません。役割を分け、食い違いに気づいたら適用ルールに沿って確認します。担当者数や機材の扱いは、大会要項と当日の説明を優先してください。
4つの基本役割
| 担当 | 主な仕事 |
|---|---|
| スコアラー | スコアシートを記録し、タイムアウトや交代などを審判へ合図。ポゼッションアローも担当します。 |
| アシスタントスコアラー | スコアボードとファウル表示を操作し、スコアラーを補助します。 |
| タイマー | 競技時間、インターバル、タイムアウトなどの時間を扱います。 |
| ショットクロックオペレーター | ショットクロックを操作します。 |
開始前に「誰が各表示を操作するか」「疑問や不一致をどう伝えるか」を声に出して確かめておくと、試合中の迷いを減らせます。
試合前:記録を始める準備
- 大会要項と当日の説明で、適用ルール、担当、合図、機材の扱いを確認する。
- 大会名・日時・会場・試合番号など、指定されたスコアシート欄を記入する。
- チーム名、選手番号、先発などを大会の手順に沿って照合する。
- スコアボード、ゲームクロック、ショットクロック、ファウル表示、アロー、ブザーを点検する。
- 座席と用具を整え、疑問点は試合開始前にTO主任や大会責任者へ尋ねる。
用紙の書き方や先発確認の細部は、競技規則や大会運用に従います。特定大会の手順を共通ルールとして扱わないようにします。
試合中:記録と表示を連携させる
スコアラーは得点・ファウルなどを記録し、必要な連絡を審判へ行います。アシスタントスコアラーは表示を支えます。表示と記録に差があるように見えた場合、独断で書き換えず、ルールで定める手順で確認します。
- 得点後、記録と表示の両方が更新されたか確かめる。
- ファウルやタイムアウトの合図を受けたら、担当間の伝達を確認する。
- 時計を止める・動かす場面では、合図とボールの状態を確認し、担当同士で呼応する。
- 不一致や記録ミスに気づいたら、独自に判定せず、規則で定めるタイミングに審判へ伝える。
JBAの2026年版マニュアルは、TOを審判と同様に中立の立場として説明しています。TOの役割は記録と運営を支えることであり、プレーの判定ではありません。
試合後:確認と引き継ぎ
試合後は、大会が定めた記録の確定、サイン、用具返却などの手続きを行います。公式記録の訂正可能な範囲には規則上の期限があり、サイン後の扱いなども異なります。自己判断で書き換えず、審判・大会責任者へ相談してください。
初担当の前に確認すること
- 自分と隣の担当者の業務
- 試合開始前に記入・点検する欄と機材
- 交代、タイムアウト、ファウル、不一致の連絡方法
- 記録に誤りが見つかった時に知らせる相手とタイミング
- 大会独自の手順と質問先
よくある質問
スコアラーとアシスタントスコアラーは同じですか? 異なります。JBAの2026年版では、スコアラーはシート記録や審判への合図など、アシスタントスコアラーはスコアボード・ファウル表示と補助を担当します。
初めてでも担当できますか? 大会の運用によります。事前説明やサポートの有無を主催者に確認し、競技規則と当日の指示に従いましょう。
スコアボードとスコアシートが違ったら? 独断で修正せず、適用ルールと大会手順を確認して、審判または大会責任者に伝えてください。訂正の扱いは状況やサイン前後で変わります。