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スコアの入力ミスを後から直す|Play by Playログで記録を見直す方法

BoardStrategistのスコア入力画面。下部に「Play by Play」ボタンがある。チーム名と選手名はサンプルです。
BoardStrategistのスコア入力画面。下部の「Play by Play」からログを開きます(チーム名・選手名はサンプル)。

試合が終わってスタッツを見返したら、得点した選手が違う、2点のはずが3点になっている、フリースローが1本抜けている。こうした入力ミスに気づいたとき、どこから手を付ければよいかをまとめた記事です。チームの記録を任されているスコアラーやマネージャーに向けて書いています。

本記事は、バスケ作戦盤&スコアブックアプリ「BoardStrategist」の開発者が書いています。アプリの操作は、画面の文言と実装を確認したうえで紹介します。

紙のスコアシートとアプリの記録は直し方が違う

紙のスコアシートは消せない前提で書きます。JBAのTOマニュアル(2026年4月版)では、軽微な記入ミスは二本の横線で消し、近くの余白に正しい記録を書いて訂正するとしています。ミスが大きい場合は、プレーのインターバルやハーフタイムにクルーチーフへ報告して指示を仰ぐ、という手順です。紙の訂正手順はスコアシートとスコアボードが食い違ったときの記事で詳しく扱っています。

アプリの記録は、1つひとつのプレーを並べたログでできています。ログの中の間違ったイベントを直せば、そこから得点や試合の状態が作り直されます。直す場所は「スコア」ではなく「ログ」だと考えると、迷わずに済みます。

なお、公式戦の公式記録は大会で指定されたスコアシートです。その訂正は審判と競技規則、大会の指示に従います。この記事で扱うのは、自チームの分析や共有のためにアプリでつけている記録です。

Play by Playとは

Play by Playは、試合中の出来事(得点、ファウル、リバウンド、交代、タイムアウトなど)を、クォーターと時計付きで時系列に並べた記録です。放送の実況を指すこともありますが、ここでは記録としてのログの意味で使います。

BoardStrategistでは、試合画面の「Play by Play」から開けます。イベントはクォーターごとに分かれて並び、「すべて」を選ぶと全クォーターをまとめて表示します。

ミスの見つけ方

いきなり全部を読み直すより、次の順で絞り込むと早く見つかります。

「いつ・誰が・何をしたか」が並んでいるので、紙の集計表より原因の場所を特定しやすくなります。

直し方は4通り

編集:内容が違うイベント

イベントを長押しすると「イベント操作」が開き、「編集」と「削除」を選べます。「編集」を選ぶと「イベントを編集」の画面になり、チーム、種類、選手、クォーター、時計などを直せます。得点した選手の取り違え、2点と3点の取り違え、クォーターの付け間違いは、この「編集」で直せます。

削除:二重に入れたイベント

同じプレーを2回入力したときは、余分なほうを長押しして「削除」を選びます。「イベントを削除しますか?」と確認が出るので、内容を確かめてから実行します。シュートの位置を記録していた場合は、その位置のデータも一緒に消えます。

追加:入力し忘れたイベント

フリースローやファウルの入れ忘れは、Play by Playの画面にある「イベントを追加」から足します。クォーターと時計を指定すると、ログの時系列の位置に並びます。

取り消し:直前の入力ミス

試合中、押した直後に間違いに気づいたときは「直前のイベントを取り消す」が早い方法です。取り消されるのは「最後に入力したイベント」です。時計の上で最後のイベントではない点に注意してください。

どの方法で直しても、アプリはログから得点やタイムアウトの残り、コート上のメンバーなどを作り直して保存します。直したあとは、スタッツ画面で数字が合っているかを確かめておくと安心です。

試合が終わった後に直すとき

「試合終了」を押して確定した試合は、Play by Playが閲覧専用になります。長押ししても編集や削除はできず、画面には「この試合は確定済みです。編集を続けるには再開してください。」と表示されます。

直すときは、まず「試合を再開」を選びます。「試合を再開しますか?」と確認が出て、試合が進行中の状態に戻ります。そのうえでPlay by Playのイベントを直し、終わったらもう一度「試合終了」を押して確定し直します。

確定した記録をうっかり書き換えないための仕組みなので、再開した試合は直し終えたら必ず終了し直してください。

記録の見直しを習慣にする

試合直後はベンチの記憶がまだ新しいので、ミスを見つけやすい時間です。その日のうちにクォーターごとの点数を紙や得点板と照らし合わせ、合わないところだけログを読む。この流れを決めておけば、ログを最初から全部読み直さずに済みます。

スコアの付け方の基本はスコアの付け方の記事、記録したデータの出力はPDF・Excel出力の記事にまとめています。

よくある質問

Q1. 試合が終わった後でも、入力ミスは直せますか?

A. 直せます。確定した試合はPlay by Playが閲覧専用になるので、「試合を再開」を選んでから、イベントを長押しして編集や削除をします。直し終えたら「試合終了」で確定し直します。

Q2. 入力し忘れた得点やファウルを後から足せますか?

A. Play by Playの画面の「イベントを追加」から足せます。クォーターと時計を指定すると、時系列の正しい位置に並びます。

Q3. 間違えて二重に入力しました。どう直しますか?

A. 余分なイベントを長押しして「削除」を選びます。直前の入力なら「直前のイベントを取り消す」も使えます。取り消しの対象は、時計の上で最後のイベントではなく、最後に入力したイベントです。

Q4. アプリで直せば、公式戦のスコアシートも直りますか?

A. 直りません。公式戦の公式記録は大会で指定されたスコアシートで、その訂正は審判と競技規則、大会の指示に従います。アプリの記録は、自チームの分析や共有のための記録として使ってください。

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